povoはKDDI株式会社が提供する月額0円から契約できる、格安スマホプランです。
実際に利用しているpovoユーザーの評判を元に、povo2.0のメリット・デメリットについて解説していきます。
auの格安スマホプラン「povo」は厳密には格安SIM(MVNO)ではなく、auの料金プランという位置づけです。
基本料0円でトッピングでデータ容量を追加していく、新しい料金プランが特徴的です。
povoの評判は非常に良いものと、イマイチ使いづらいという口コミに分かれるため、自身にあっているか慎重に検討しましょう。
povoの評価レビュー
評価項目 | 評価 | 点数 |
---|---|---|
料金 | ★★★★☆ | 4.1 |
速度 | ★★★★☆ | 4.5 |
サービス | ★★★☆☆ | 3.8 |
総合評価 | ★★★★☆ | 4.1 |
- 料金プランは基本料0円で速度は最大128kbps
- トッピングでデータ容量を追加
- auと同じ通信品質
- 2台持ち用の利用者も多数
- トッピングの管理が面倒という評判もある
- トッピングを管理して最高コスパという評判もある
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|
機種 | Galaxy S24 | Google Pixel 8 Pro | TORQUE 5G | Xperia 10 V |
価格 | 57,800円~ | 65,400円~ | 17,790円~ | 17,790円~ |
特徴 | 2024年4月の新型 AI機能が充実 | ハイスペック でも安い! | 頑丈で安心 ゴツさがGood! | スペックの良い ミドルスペック |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※記事の内容に間違いがあった場合には、この専用フォームからご連絡ください。
povoの料金プラン
povoは、2021年3月23日にサービスを開始し、およそ半年後の2022年9月29日にpovo2.0にアップデートされました。
最も大きな変更点は、基本料が0円になったこと。povo1.0でも特徴的だったトッピングの種類は増え、より自由な使い方ができるようになったのがpovo2.0です。
「povo1.0」→「povo2.0」の変化
povoの種類 | povo1.0 | povo2.0 |
---|---|---|
基本料金 | 2,728円 | 0円 |
月間データ容量 | 20GB | 0GB |
通信制限時の速度 | 最大1Mbps | 最大128kbps |
国内通話料金(30秒) | 22円 | |
SMS送信料金(1件) | 3.3円 | |
契約可能年齢 | 20歳以上 | 13歳以上 |
au家族割 | 対象 | 対象外 |
キャリアメール | 利用不可※ | |
LiNE年齢認証 | 利用不可 |
キャリアメール(auの@ezwebのメールアドレスなど)が利用できない、店舗での手続きができないなどは他の格安SIMと同様です。
povoをもっと詳しく解説
povoはauの回線を借りているという点でMVNOと思われがちですが、サービス提供元はauと同じKDDIであるため、MVNOとは少し異なる位置づけになります。
auの別のサブブランドとして有名なのはUQ mobileです。
UQ mobileはUQコミュニケ―ションズ運営のMVNOとして始まり、その後KDDIに統合されMNOとなりました。
povoはauの格安プランという位置づけにあたります。通信品質はauと同等。その上で、povoならではの特徴は以下の3つです。
- すべての対応がオンライン限定(UQはauショップで対応可能)
- 利用者の自由度が高い革新的なプラン
ドコモにとってのahamo、ソフトバンクにとってのLINEMOがauにとってのpovoと言えます。
povoの「トッピング」を解説
トッピングは、povoの料金プラン0円に対して、データ容量やその他オプションを追加していくシステムです。
自分の好きなタイミングで好きな量追加できるので、コスパを自分で調整できちゃいます。
これまでのように月額を支払うのではなく、使いたい時に料金を支払うことができるのは斬新ですね。
データのトッピング一覧
データ容量 | 利用可能期間 | 料金 |
---|---|---|
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
1GB | 7日間 | 390円 |
3GB | 30日間 | 990円 |
20GB | 30日間 | 2,700円 |
60GB | 90日間 | 6,490円 |
150GB | 180日間 | 12,980円 |
期間限定お試しデータトッピング
データ量 | 料金 | 期間 |
---|---|---|
1GB(180日間) | 1,260円 | 2023年9月10日 |
6GB(180日間) | 2,970円 | 2023年9月22日 |
25GB(30日間) | 3,180円 | 2023年10月9日 |
50GB(30日間) | 4,000円 | 2023年9月14日 |
120GB(365日間) | 20,000円 | 2023年10月31日 |
その他のトッピング一覧
通話かけ放題、各種コンテンツ見放題、スマホ端末保証もすべてトッピングとして購入します。
トッピング一覧 | トッピング内容 | 料金 |
---|---|---|
コンテンツトッピング | DAZN使い放題パック | 760円(7日間) |
smash使い放題パック | 220円(24時間) | |
通話トッピング | 5分以内通話かけ放題 | 550円(月額) |
制限なし通話かけ放題 | 1,650円(月額) | |
サポートトッピング | サービス終了 |
通話かけ放題、端末保証はデータトッピングとちがい毎月の請求となります。
トッピングには利用期間がある
トッピングには、データ量とは別に利用期間が設定されています。
たとえ購入したデータ量の上限に達していなくても、期限になったら残りは使えなくなってしまいます。
それぞれのトッピングの設定が自分の使い方に合っているかどうかも、povoが向いているかどうかを考える要素になりそうです。
povoの評判・口コミから分かる注意点まとめ
- 余ったデータを翌月に繰り越せない
- 0GB時の速度制限時は128kbps
- トッピングを購入ていないと利用停止になる
- 家族割プラスの適用外
- 留守番電話など使えない通話サービスがある
- キャリアメールの提供はない
- データを定期的に購入するのが面倒
- サポートがオンラインのみ
- 一部auのキャンペーンが使えない
povoの評判によくあるのは、トッピング毎に利用期間が違うため管理が面倒という点です。
「トッピングを追加し忘れた」という内容なら良いのですが、トッピングが余っているのに使い切らずになくなってしまうケースもあるあるのようです。
繰り越しができないので、長期間のトッピングほどコスパというメリットが逆にデメリットになりがち。
サブ回線で利用する人にはあまり関係ないですが、注意が必要ですね。
また、サポートがオンラインのみという点も悪い口コミでよくみられます。
料金プランやキャンペーンの適用など、不明点をネットで直ぐに解消できないという方には、イマイチおすすめできないです。
次の章で口コミについてしっかり解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
povoユーザーの評判・口コミをチェック
povoが画期的なのは分かっても、今までのスマホから乗り換えるとなると実際の使い心地の方が問題ですよね。
すでにサービス開始から1年以上が経過し、利用者数も着実に増えています。
なので今回は、実際にpovoを利用している人からの評価・評判を徹底的にチェックしてみました!
良い面・悪い面の両方があるのはどんなサービスでも同じですが、povoの場合、料金面・速度面での不満が予想よりもかなり少ないのが印象的でした。
その他の不満点も、格安SIMの特徴(店舗がない、クレジット支払いのみなど)に由来するものが多く、povoだから、という類のものは少ないようです。
格安SIMでスマホを使うのが普通になり、ある程度デメリットを理解した上で利用している人が多いという点も大きいのでしょう。
「本当に0円!」
今月はトッピングしてないし通話もしてないから今のところ0円です🤗公衆Wi-Fiって便利😁#povo#povo2 pic.twitter.com/Q1BNYZFQgW
— マッチ@ミニマリスト (@simplist_life) March 12, 2022
povoから「今月の支払い料金0円だから支払いいらないよ〜」ってメール来た すげえよ……
— あき👻 (@aki35514) March 11, 2022
職場が徒歩2分
仕事中はスマホほぼいじらない
そんな環境なので1日のデータ使用量が1MBも行かない私‥‥(家ではWiFi)povoに乗り換えましたわww
今月おかげで0円— 浅葱 (@asagi516) February 11, 2022
「通信速度・つながりやすさに不満なし」
povo使ってますけど爆速ですよ笑
不便に感じたこと、変えてから一度もないです👍— よーかん / バスケ大好き投資見習芸人 (@yoo__kan) April 17, 2022
「2台持ち、デュアルSIMに最適」
メインahamo/サブpovoで、2系統の回線持っていれば、通信障害回避できるはず。両方駄目なときはもうオシマイなときだから諦めるしかないね。
DAZN for docomoとpovoのトッピング、試合日程的にどっちがいいかわかんないけど、とりあえずDAZN for docomoでいいや。980円時代に契約したかった・・・— abc|5/27(金)~6/1(水) 写真展『海で会いたい2022』Gallery-T(江ノ島付近 (@dabcphoto) April 5, 2022
ドコモ(本家)とpovoのデュアルSIMで使っています。職場は横浜のビルの高層階でドコモの電波が入りづらいです。でもauの電波はよく入る。職場の人ほとんどがauなのも頷けます。povoの3GBで990円、ホントにありがたい。 #povo
povo月額0円継続 申し込み倍増
https://t.co/2YExJec9cW— にさんが六兵衛 (@nisangarokube) May 18, 2022
「DAZN専用で使ってもお得!」
povo、端末買うときだけ不便(予約できない、在庫がないと買えない)だけどシステムは便利。コロナで外出が月数回の現在、1年間で料金1万円以下になった。逆に大丈夫か、と思ってしまう。
— earlgrey (@konekodensetsu) May 16, 2022
「#ギガ活がお得」
【povo】
今日はギガ活の為に、LAWSONで子供のおやつ買ってウェルシアで日用品買ってきたぞー‼️
必要なお買い物をするお店をローソンとウェルシアにしてau PAY支払いにするだけでギガがもらえるってなんてお得なの😍#ギガ活#povoギガ活チャレンジ #povo#LAWSON #ウェルシア— ヨンシン (@ukuchanroad) December 23, 2021
「チャットサポートが迅速・親切」
povoなんか繋がらなくて、なんでやpovoダメかと思ってたら、私の設定がちゃんとできてなかっただけだったし、サポート無しみたいな謳い文句なのにちゃんとチャットサポートはやってくれたし、1日使い放題券を10日分も無料でくれたし、回線遅いとか無いし、何より私まだ一円も払ってない凄い
— きらら (@kirara_0629) March 19, 2022
povoで物理SIMからeSIM手続きは1日で完了した
チャットサポートなかなか優秀じゃないかって見直したわ
— KT2 (@KT2online) March 29, 2022
povoのチャットサポートは相変わらず対応が迅速で良き
— きゃわい (@ca_wa_i) February 28, 2022
「緊急時の対応が好印象」
地震時の無料クーポン配布までの早さ、地上波なしの代表戦に合わせたDAZNキャッシュバック、povoの担当の方がいい仕事してる
— いつ (@pepepepd) March 18, 2022
「通話料金で比較すると高い」
30秒あたり9円って通話料金が安いな…povoと迷う
HISモバイル、100MBまで月290円、7GBでも月990円の新プラン「自由自在290」を開始 https://t.co/N5ACCN8IiX pic.twitter.com/qpRCnZin7K
— 地竜術士 (@runburse) May 19, 2022
#楽天 から #日本通信 へMNP完了。
日本通信SIMはデフォで10GB 上限になってたので、290円運用のため1GB上限へ変更。0円のpovoと悩みましたが、
•サブ回線だけど、1GB弱は通信してた。
•通話料金30秒11円&70分通話オプションがある。
のが決め手。 pic.twitter.com/ICNPz72YJG— EVANS (@W_EVANS_) May 18, 2022
あちこち電話してたから通話料金えらいことになってた
povoって電話代高いね…いや、基本料はその分安いけどさ— 来栖 彰@ヴァニタスの寓話【6/3~6/12】gallery hydrangea (@akr_krs) February 13, 2022
「ギガの使用に日数制限があるのが不便」
povoってauかんたん決済使えないのか〜・・・
これは結構な不便・・・( ー̀ н ー́ )— 海sea🐳 (@umisea_7sea11) May 3, 2022
「スマホ支払いには不便」
povoに乗り換えたらPayPayとか使う時0円だとバーコードさえ表示されるのに時間かかるし、コンビニ内だとセブンアプリでチャージ不能とかいうね…
結局、月3G(990円)は買わないと普通に仕えるレベルにもならない
「0円トッピングなしでご利用のお客さまはまともに納得も見れません」と言えよ#povo— キリギリスのおじさん@ADHD48 (@ojisann_P) May 18, 2022
「トッピングと月額料金の境が分かりづらい」
今日から申し込み始まったPOVO 2.0
これの罠は1ヶ月契約じゃなくて30日契約
しかも基本プランは0円の1種類のみ
つまり通話し放題やデータ容量は30日毎に買わなければいけない
買わずにいるとデータは遅くなるだけで済むから気付くけど通話は契約切れてるのに使う事が出来る
通常の通話料金が請求される— たるまる (@Tarutomaru) September 29, 2021
「支払いがクレジットのみ」
povoの支払いでクレジット以外の選択が出来るようになれば、すぐ乗り換える(笑)
— おかゆ (@SVT_OKY) October 20, 2021
「auからの移行オプションがそのままに…」
旦那さんからpovoにしたのに料金高くない?って言われて調べたらauから継続してスマートパスと故障紛失サポート加入してた……!確認大事……。スマートパスは解約出来たけど故障の方は明日電話して解約するよ。(auオプションだけどpovoなのでauページでは解約出来ない)
— 千冬 (@rikka_chifuyu) March 19, 2022
「店頭で手続きできないのが不便」
povo安いけど手続きが本当めんどくさい
なんでauなのに店頭でやってくれないんだろう
機種変のたびにプラン変更して戻してってしなきゃ行けないし本当だるい— ふぐた (@haru__baru22) March 23, 2022
「法人利用できないのが残念」
本日から開始の、au格安料金プランに申込しょうと思ったら、povo(ポヴォ)法人契約は駄目だそうだ。世の中の厳しさを知った現実でした。
経費削除したかったのに。最初からアナウンスして下さい。 pic.twitter.com/cZSvpDvhdH— いわき市ame Cafeソフトクリームスイーツ専門店 (@ameCafe2) March 23, 2021
povoのメリット6つ
では、ユーザーの評判やその他の情報を元にpovoのメリットをまとめていきます。
- 0円運用もできる自由なプラン
- au回線で4Gも5Gも快適
- eSIMも利用できる
- 支払日が調整できる
- ♯ギガ活でギガゲット
- 豊富なキャンペーンが楽しい
0円運用もできる自由なプラン
povoの一番のメリットはやはり料金でしょう。
使い方によっては最長180日間無料運用ができるのはpovoだけ(※)。
データ利用量の増減に波がある、特定の期間・目的にだけ使いたいなど、ユーザーの利用方法に合わせて自由に調節できるのは大きなメリットです。
※180日間トッピング購入もしくは660円以上の通話・SMS利用が無い場合、自動解約されます。
au回線で4Gも5Gも快適
povoは、国内カバー率99.9%のau回線を利用していて、対象エリアなどもすべてauと同じです(3Gは未対応)。
また、5Gの対応エリアもauと同様なので、5Gエリアでのトッピング利用時には高速通信が可能です。
利用者の評判でも、楽天モバイルと比較してBand 18 ・Band 26 のプラチナバンド帯を利用している点を評価している人が多いようです。
期間縛りはなし!
povoには、最低利用期間や違約金などの煩わしい条件はありません。
0円で契約して、利用した分だけ支払う。
仕組みが複雑なプランが溢れている中、この分かりやすさはかなりストレスフリーですね。
eSIMも利用できる
povoでは、郵送による物理SIMの他、オンラインでデータをダウンロードするeSIMにも対応しています(一部機種のみ)。
eSIMを利用すれば、手持ちのスマホで申し込んだ数時間後にはもうpovoに!
郵送でも二日後には到着するなど、店舗はなくてもスピーディーに開始できるのはありがたいです。
また、eSIMを利用すればSIMカードスロットがひとつしかないスマホでもデュアルSIM運用が可能です。
支払日が調整できる
povoの課金方法は、トッピングは購入の都度課金、通話/SMS利用料と通話トッピングは月額決済という2種類が組み合わさっています。
トッピングの利用タイミングを自分で選べるだけでなく、月額決済に関してもある程度支払日が自由に調整可能です。
月額決済は毎月10〜12日にクレジットカードへ自動決済されますが、povo2.0アプリで事前に自動決済をOFFにしておけば、支払期日の20日までにいつでも支払えるようにできます。
♯ギガ活でギガゲット
povoでは、トッピングでギガを購入するだけでなく、さまざまな形で「ボーナスギガ」をゲットできます。
その方法の一つが「♯ギガ活」です。
指定のお店にてau PAYで買い物をすることで、300MBのボーナスギガがもらえます。指定店舗はローソンやドトールなど、身近にあるお店ばかり。
ポイ活ならぬ♯ギガ活で、通信費の節約ができるのもpovoならではのメリットです。
豊富なキャンペーンが楽しい
♯ギガ活もそうですが、povoではボーナスギガを獲得できるキャンペーンを頻繁に行っています。
サービス開始から1年の間に行われたキャンペーンをまとめました。
- 「ギガおとな買いキャンペーン」2022/5/20~2022/6/30
- 「povo2.0フェス~2022 spring~」2022/1/25~2022/5/31
- 「povo2.0おためしキャンペーン」2022/3/1~2022/3/31
- 「DAZNトッピング キャッシュバックキャンペーン」2022/3/22~2022/3/28
- 「povoロト」2022/2/15~2022/2/28
- 「povo2.0お年玉キャンペーン2022」2022/1/1~2022/1/11
- 「povo2.0大感謝祭!」2021/12/16~2021/12/31
この他にも、写真投稿キャンペーンや友達紹介キャンペーンなども行っています。
サービス開始直後ということで頻繁にイベントを行っている面もあるでしょうが、内容もバラエティ豊富で、今後もいろいろ楽しませてくれそうです。
povoのデメリット9つ
続いて、povoのデメリットを紹介します。
サポートが手厚い大手キャリアと比べると、やはり足りない部分は目立ちます。ただし使い方次第でカバーできる面も大きいです。
- キャリアメール、留守番電話サービスなし
- 通話料金はやや高め
- 速度制限時が遅い
- 180日間未課金で自動解約
- au関連のサービスに制限がある
- 法人利用はできない
- サポートはチャットのみ
- 端末割引はなし
- 対応端末に限りがある
キャリアメール、留守番電話サービスなし
多くの格安SIMがそうであるように、povoに乗り換えるとキャリアメールは使えなくなります。
ただ、LINEなどメール以外の連絡手段も増え、キャリアメールが使えることのメリットは実際ほとんどなくなっています。
むしろ、キャリアの解約に関わらず使い続けられるフリーメールアドレスの方がメリットは大きいかも知れません。
通話料金はやや高め
povoの通常時の通話料金は30秒以内22円です。
楽天モバイルやドコモなど多くの会社が22円/30秒ですが、OCN モバイル ONE やIIJmioなど11円/30秒の格安SIMと比べると2倍の料金になってしまいます。
ただし、かけ放題プランの料金で比べると、povoはLINEMO、mineoなどと同じ最安550円です(5分以内通話のみ)。
電話を5回以上、25分以上は利用すると確実に分かっているのであればかけ放題プランを利用する、といったように決めて置けば損をすることはありません。
速度制限時が遅い
povoのトッピングなし状態(通信制限時)の通信速度は最大128kbpsです。
LINEの文字メッセージなどの受信であればほとんど問題ありませんが、画像・動画のやりとりやwebサイトの閲覧などになるとストレスを感じる程度の速度です。「ほとんど使い物にならない」と感じる場面もあるでしょう。
特に、コンビニや駅などで頻繁にスマホ決済を利用する方は、トッピングなしでの利用は難しいと思います。
180日間未課金で自動解約
povoはトッピングをしなければ0円で利用し続けることができますが、状況によっては解約になってしまいます。
有料トッピングの購入が180日間ないと利用停止となり、さらにその後の30日の間にも有料トッピングの購入がない場合、順次契約解除となります。
ただし、従量通話料とSMS送信料の合計額が660円(税込)を超えている場合は、利用停止になりません。
au関連のサービスに制限がある
povoはauの格安プランではありますが、auのサービスの中には一部利用できないものがあります。
- 留守番電話サービス
- 着信転送サービス
- auの割引サービス(家族割、auまとめトーク、故障紛失サポートの継続)
- auかんたん決済の一部機能
一方で、au電気、auスマートパスプレミアム、au PAYカードの年会費無料などはpovoでも利用できるサービスです。
法人利用はできない
povoを契約できるのは個人に限られています。
他のメジャーな格安SIM(Y!mobile、楽天モバイル、BIGLOBE、mineoなど)が法人契約可能なことを考えると、これはpovo特有のデメリットですね。
povoはそもそも個人で自由に利用することを想定したサービスということでしょう。
サポートはチャットのみ
povoはauの格安プランですが、全国にあるauの店舗窓口では申し込み・各種手続きができません。
povoのサポートはチャットサポート、メールが主です。
身近なショップで気軽にプラン変更や問い合わせができないのはデメリットですが、9時~21時の間であればチャットサポートで即時対応してもらえる可能性が高いようです。
端末割引はなし
povo契約者はau Online Shopでスマートフォンの端末購入ができます。
ただし、povo2.0との端末セット割などはありません。
格安SIMの中には独自の端末割引やプラン料金と合わせた割賦契約などを行っている会社もあるため、お得に機種変更したい方にとってはメリットがありません。
対応端末に限りがある
povoの対応端末はau・UQ mobileで販売されている端末+動作確認済みの他社機種です。
そのため、他社からの乗り換えだとそもそも対応端末に入っていない可能性も。
また、au・UQ mobile以外で購入した機種の場合、対応周波数によってはpovoでの使い勝手が悪くなる可能性もあります。
ただ、これらのトラブルは事前にpovoの対応端末(動作確認端末)一覧を確認すれば防げることです。必要に心配することはありません。
povoはこんな使い方がおすすめ!
最後に、povoのメリット・デメリットをふまえて、povoのおすすめの使い方を紹介します。
0円で気軽に始められるpovoだからこそ、メインスマホの乗り換え以外にもいろいろな用途が考えられますね。
外出時の使用を抑えてメインスマホをほぼ0円運用
自宅にWi-Fi環境がある、普段利用するお店や駅でフリーWi-Fiが使えるという人は、データ通信に制限があっても十分にスマホを活用できるはず。
電話は必要だけどデータ通信はあまり使わないという人なら、通信料0円の格安スマホとして利用できます。
特定の用途に使う2台目のスマホ用として
電話やメールをたくさん使う仕事用のメインスマホとは別に、必要な時にだけデータ通信を行う2台目スマホとして持っておくという使い方もできます。
スポーツを特定のシーズン・試合だけ観戦したいという人の中には、DAZNトッピングをのみを利用してDAZN専用という使い方をしている人もいるようです。
また、povoでは対象機種が随時拡大中で、2022年3月にはiPadも対象機種となりました。タブレットなどデータ通信をあまり利用しない端末で利用すれば、いざという時には電話もかけられるので便利です。
サブのデュアルSIMとして
各大手キャリアの電波はそれぞれ全国の9割以上をカバーしていますが、会社によってつながりやすい場所・つながりにくい場所にバラつきがあります。
どんな場所でもスムーズに通信するために、使用する場所に合わせてキャリアを使い分けるというのが、デュアルSIMの目的のひとつです。
au回線を利用したい時があるけど、そんなに頻繁ではないという人にとっては最低維持費0円のpovoは「とりあえず備えておく」用のSIMとして最適です。
また、メインのSIMカードで月々の通信料を使い切ってしまった時にも便利でしょう。
例えばauのデータチャージをすると1ギガ1,100円のところ、povoのトッピングなら390円で済みます。
通信制限に陥りがちなラスト1日だけなら、330円の24時間使い放題トッピングにすればさらにお得です。
子供向けにプリカスマホとして
povo2.0になって、「20歳以上」だった年齢制限が「13歳以上」に引き下げられました。
中高生がはじめて持つスマホとして、povoという選択もありかも知れません。
povoなら使用量の管理もしやすく、使いすぎの防止にもなります。また、web閲覧やアプリなどのデータ通信とは別で、通話はいつでも高品質で利用できるので連絡手段としても問題ありません。
平日はWi-Fiのある家の中でだけ使い、休日や友達と遊びに行く時にだけトッピングをする、という使い方は学生にも合っています。
フィルタリング機能がない点は注意が必要ですが、使用制限アプリなどをうまく活用することでカバーできます。
povoのプレスリリース一覧
povoの最新情報として、公式アナウンスであるプレスリリースをまとめます。
- 2022年08月05日:povo2.0、「Nothing Phone (1)」ほか、携帯キャリア端末やSIMフリー端末など28機種に対応
- 2022年07月29日:2022年7月2日に発生した通信障害について
- 2022年07月05日:(7月5日 16時15分現在)povoサービスがご利用しづらい状況について
- 2022年07月01日:povo2.0のギガ活、「オートバックス」など5ブランドを追加
- 2022年06月30日:(一部延期)povo2.0、期間限定トッピングで多様な使い方を提案~「1GB(30日間)499円」、「7GB(7日間)777円」などニーズを把握しお客さまと共創~
- 2022年06月30日:povo2.0、Xiaomi「POCO F4 GT」ほか、 携帯キャリア端末やSIMフリー端末など23機種に対応
- 2022年06月23日:povo2.0の対応端末に「OPPO Reno7 A」を追加
- 2022年06月22日:povo2.0のギガ活、FIND povoのサービスとして「アイカサ」「mocha」を追加
- 2022年06月17日:povo2.0の対応端末に「Google Pixel 5a(5G)」を追加
- 2022年06月13日:【復旧】eSIMの設定が出来ない状況について
- 2022年06月10日:povo2.0、「データ使い放題(24時間)」が1回分もらえる!まふまふのオリジナルバスを6月11日から期間限定で運行
- 2022年06月10日:povo2.0の対応端末に「Xperia Ace III」を追加
- 2022年06月10日:povo2.0、「#ギガ活」の対象店舗に「クリエイトエス・ディー」「ダイコクドラッグ」を追加
- 2022年06月07日:【復旧】クレジットカードの新規登録やトッピングの購入がしづらい状況について
- 2022年06月03日:povo2.0の対応端末に「Xperia 1 IV」を追加
- 2022年3月16日:迷惑メッセージブロック機能をau・UQ mobile・povo向けに提供
基本0円のpovoなら一度試してみても損はない!
今話題のpovoには、デメリットももちろんあります。しかし、それ以上にpovo独自のメリットがたくさんあるため、ますます気になってきたという方も多いのではないでしょうか?
povo2.0は、「なんでもできるスマホ」を求める人よりも、「これをするためにスマホを使う」と決まっている人に向いているサービスです。
povoをどのようにに使えばよりお得になるのか、それぞれが知恵や工夫を凝らして活用できることも、このサービスの魅力かも知れませんね。