かつてドコモの最新スマホを購入する場合は「スマホおかえしプログラム」の利用がお得でした。
- 最大で機種代金の3分の1が免除
- 2年目以降にスマホを返却する必要がある
- スマホの状態によっては22,000円費用がかかる
本記事では「スマホおかえしプログラム」の割引内容について解説します。
なお、現在はスマホおかえしプログラム対象の機種はなく、代わりに「いつでもカエドキプログラム」や「いつでもカエドキプログラム+」がお得です。
ドコモで機種変更がお得になるキャンペーンはほかにもあるので、チェックしてみてください。
ドコモのスマホおかえしプログラムとは

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ドコモの「スマホおかえしプログラム」は、36回の分割払いで購入された対象機種をドコモへ返却すると、最大12回分支払いが不要となるプログラムです。
- スマホを返却すると最大で機種代金の3分の1が割引になるプログラム
- 条件は36回払いで対象機種を購入しスマホを返却すること
- 25か月目以降にスマホを返却すると残りの分割払いが不要になる
36回払いの中で最大12回分が免除となるため、実質最大で機種代金の3分の1が割引されます。
ただし、現在対象機種はありません。
代わりに似た割引として「いつでもカエドキプログラム」や「いつでもカエドキプログラム+」を提供しています。
スマホおかえしプログラムの適用条件

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| スマホおかえしプログラム | |
|---|---|
| 概要 | 36回分割払いで購入した端末をドコモに返却することで、分割支払金(最大12回分)の支払いが不要になる |
| 期間 | 2019年6月1日〜 |
| 割引額 | 分割支払金(最大12回分)の支払いが不要 |
| 条件 (加入時) | ①ドコモが定める「スマホおかえしプログラム提供条件書」の内容に同意したうえで本プログラムを申し込むこと |
| ②対象機種を36回分割払いで購入すること | |
| 条件 (利用時) | ①dポイントクラブもしくはドコモビジネスメンバーズ会員であること |
| ②本プログラム加入時に購入した対象機種を、ドコモが定める返却条件に基づいて返却すること | |
スマホおかえしプログラムには、「対象のスマホを36回分割支払いで購入」と「スマホを返却する」という2つの利用条件があります。
ただし、現在は対象機種がないこともあり、36回払いで分割購入しても、プログラムが適用されることはありません。
最大47回払いで似た割引を受けられる「いつでもカエドキプログラム」や「いつでもカエドキプログラム+」を活用しましょう。
ドコモのスマホおかえしプログラム対象機種

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前述の通り、2025年11月現在では、スマホおかえしプログラムの対象機種は一つもありません。
おそらく今後も対象機種が追加されることもないでしょう。
代わりに、現在発売の機種や今後発売する機種の多くは「いつでもカエドキプログラム」や「いつでもカエドキプログラム+」が対象になります。
ほかにもドコモの機種変更キャンペーンは豊富にあるので、併せてチェックしてお得に購入しましょう。
ドコモのスマホおかえしプログラムの注意点

スマホおかえしプログラムには、以下の注意点があります。
対応機種はないものの「いつでもカエドキプログラム」や「いつでもカエドキプログラム+」にも関係することなのでチェックしておきましょう。
ドコモのスマホは返却するので手元に残らない

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スマホおかえしプログラムを利用するとドコモへスマホを返却することになるので手元に残りません。
そのためこれまでの買い替え時には利用できていた下取りサービスも利用できないので注意しましょう。
もし古いスマホを手元に残しておきたいと思った場合には、機種代金全額を支払えば返却する必要はありませんが、それでは定価で購入したのと同じです。
スマホおかえしプログラムを最大限利用するためには24ヶ月目に返却する必要があります。

これは「いつでもカエドキプログラム」でも同じで、2年ちょうどで返却することで最大限お得になります。
お得に機種変更し続けるには、今後は2年毎にどんどん新しい機種に変更し続けることになると考えましょう。
ネットからプログラム利用する場合は郵送して査定
2022年8月までは、ネットからの申し込み時には実店舗での査定が必要でした。
しかし現在は郵送での機種の返却と送付先での査定が可能になっています。
郵送での返却の流れは以下の通りです。
- 契約者住所へ本人限定受取郵便で送付キットが届く
- キットに返却する機種を入れる
- 指定センターに送付する
なお、受付不可品となるとキャンペーンは利用できず、指定センターから機種が返送されます。
受付不可品の場合は違約金として支払い不要となる分割支払金を払わなければいけないので注意してください。
- 対象機種が当社の指定する正規店で購入されたものであり、ご購入における不備・不正がないこと
- ご返却時における対象機種分割支払金の未払い、回線契約にかかる料金そのほかの当社に対する債務(当社がその債権を第三者に譲渡した債務を含みます。)の弁済を現に怠り、または怠るおそれがないこと
- 対象機種に記録されているメモリ・データが消去できること(一切のデータは加入者ご自身の責任で消去していただきます)
- 対象機種を改造していないこと
- 加入者が対象機種の所有権を有していること
- 以下の査定条件を満たし、査定が完了すること
故障や破損があると故障時利用料が必要となる

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返却時に査定が行われたとき、場合によっては故障時利用料が発生します。
スマホおかえしプログラムの査定条件にはこのように記載されています。
当社指定の査定基準を満たしていない対象機種(以下「機能不良品」といいます)。返却された対象機種が機能不用品である場合、22,000円(税込)(ケータイ補償サービスにご加入の場合は2,200円(税込))の故障時利用料をお支払いいただきます。
つまり、査定時に故障や破損が認められると22,000円の故障時利用料が必要となります。
「いつでもカエドキプログラム+」では額が多少異なりますが、同じように故障していると追加料金がかかると考えておきましょう。
ドコモ回線契約無しの本体のみ購入でも利用可能に

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これまでスマホおかえしプログラムを利用するには、ドコモ回線を契約していることが前提でした。
しかし現在は、ドコモユーザー以外でもスマホおかえしプログラムを利用することが可能です。
ドコモオンラインショップの、カートに入れるボタンの下に「機種だけ購入(白ロム)の場合はこちら」というリンクから購入すると、端末単体での購入できます。
ドコモ公式オンラインショップで機種変更を自分でする手順もあるので、初めてオンラインショップを利用する方は必ずチェックしておいてください。
dポイントクラブもしくはドコモビジネスメンバーズ会員限定
ドコモの回線契約は不要にはなりましたが、dポイントクラブもしくはドコモビジネスメンバーズ会員の登録は必須です。
とはいえ、dポイントクラブは年会費・入会金無料のサービスで、登録することに特にデメリットはありません。
強いて言えば登録手続きの手間がある程度です。
dポイントを貯めやすくなるお得なサービスでもあるので、スマホおかえしプログラムや「いつでもカエドキプログラム+」の利用時は登録しておきましょう。
ドコモのスマホおかえしプログラムは必要か不要か

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- スマホを分割支払いで購入する人
- 2年周期でスマホを機種変更する人
- 高額なスマホを購入する人
- スマホをよく故障させてしまう人
- スマホ代を一括で支払いたい人
- スマホを2年以上長く使いたい人
スマホおかえしプログラムが必要となるのは、ハイエンドスマホを2年毎に分割払いで買い替え続けるタイプの方です。
スマホおかえしプログラムを利用する場合は、返却が必要になるためスマホを購入するのではなくお得にレンタルすると考えるのがぴったりです。

逆に、コスパの良いスマホを一括払いで購入し、壊れるまで使うタイプの方には向いていません。
現在も利用できる、似たキャンペーンの「いつでもカエドキプログラム」にも言えることなので覚えておきましょう。
- スマホを返却すると最大12回分の支払いが不要になる
- 条件は36回払いで対象機種を購入することと、スマホを返却すること
- 返却時に故障や破損がある場合は支払い料金が発生する
- スマホの返却が必須なので、購入するというよりお得にレンタルすると考えよう
- 最大で機種代金の3分の1が免除なので、機種代金が高いほうがお得
- 長く使うとお得度が少なくなり、そのまま返却しないと定価購入と同じ
- スマホを長く壊れるまで使う人にはおすすめできない
- 対象機種は2025年11月現在、1つもない
- 似たキャンペーンとして「いつでもカエドキプログラム」が利用できる
ドコモのスマホおかえしプログラム適用シミュレーション

現在スマホおかえしプログラムの対応機種はありませんが、代わりに「いつでもカエドキプログラム」が利用できます。
「いつでもカエドキプログラム」は分割払いで購入して、スマホを返却すると、任意の設定された額の割引を受けられます。
割引率・割引額は機種ごとに異なりますが、基本的にはスマホおかえしプログラムと大きな違いはないと考えて差し支えありません。
以下に「いつでもカエドキプログラム」を適用した場合のシミュレーション結果を紹介します。
購入時の自己負担額と月額のシュミレーション
今回は例として、Appleの最新機種である「iPhone17」と、Androidの人気機種「AQUOS sense10」でシミュレーションしてみました。
| 詳細 | iPhone17(256GB) | AQUOS sense10 |
|---|---|---|
| 販売価格 | 152,900円 | 73,370円 |
| 23か月目までの毎月の支払額 | 3,319円 | 2,386円 |
| 23か月目に返却した場合の自己負担額 | 76,340円 | 54,890円 |
| 23か月目に返却した場合の割引額 | 76,560円 | 18,480円 |
iPhone17は人気の最新機種ということもあってか、割引額が非常に大きいです。
AQUOS sense10はもともと安いこともあって割引率は小さいものの、お得に購入可能です。
機種代金とドコモプラン料金を合わせた額は以下の通りです。
| 料金プラン | iPhone17(256GB) | AQUOS sense10 |
|---|---|---|
| ドコモMAX(各種割引適用時) | 11,767円 (8,448円+3,319円) | 10,834円 (8,448円+2,386円) |
| ドコモポイ活MAX(各種割引適用時) | 11,767円 (8,448円+3,319円) | 10,834円 (8,448円+2,386円) |
| ドコモポイ活20(各種割引適用時) | ~20GB:8,137円 (4,818円+3,319円) 20GB~:9,809円 (6,490円+3,319円) | ~20GB:7,204円 (4,818円+2,386円) 20GB~:8,876円 (6,490円+2,386円) |
| ドコモmini(各種割引適用時) | 4GB:4,199円 (880円+3,319円) 10GB:5,299円 (1,980円+3,319円) | 4GB:3,266円 (880円+2,386円) 10GB:4,366円 (1,980円+2,386円) |
| ahamo | 30GB:6,289円 (2,970円+3,319円) 110GB:8,269円 (4,950円+3,319円) | 30GB:5,356円 (2,970円+2,386円) 110GB:7,336円 (4,950円+2,386円) |
高性能スマホであるiPhone17の機種代金をプランと合わせても、このようにお得に使い続けられます。
非常にお得なキャンペーンなので、高性能で高額なスマホを購入する際はぜひ活用してください。
ドコモのスマホおかえしプログラムでよくある質問

最後にドコモスマホおかえしプログラムに関するよくある質問に答えていきます。
疑問点を解消したうえでドコモで機種変更を進めましょう。
スマホおかえしプログラムといつでもカエドキプログラムの違いは?
対していつでもカエドキプログラムは、残価設定型24回払いでスマホを購入し23か月目に返却した場合、24回目の支払いが免除されます。
24回目の支払い免除額は機種ごとに価格が設定されており、実質半額程度の割引を受けられることが多いです。
スマホおかえしプログラムはahamoでも利用できる?
ただし、いつでもカエドキプログラムなら、ahamoでも利用可能です。
スマホおかえしプログラムが今後復活することはある?
しかし、対象機種の更新が長い間されていないので、可能性としては限りなく低いでしょう。
ドコモのスマホおかえしプログラムは対象機種なし

画像引用元:ドコモオンラインショップ
| スマホおかえしプログラム | |
|---|---|
| 概要 | 36回分割払いで購入した端末をドコモに返却することで、分割支払金(最大12回分)の支払いが不要になる |
| 期間 | 2019年6月1日〜 |
| 割引額 | 分割支払金(最大12回分)の支払いが不要 |
| 条件 (加入時) | ①ドコモが定める「スマホおかえしプログラム提供条件書」の内容に同意したうえで本プログラムを申し込むこと |
| ②対象機種を36回分割払いで購入すること | |
| 条件 (利用時) | ①dポイントクラブもしくはドコモビジネスメンバーズ会員であること |
| ②本プログラム加入時に購入した対象機種を、ドコモが定める返却条件に基づいて返却すること | |
スマホおかえしプログラムに現在対象機種はありません。
代わりに使えるのが「いつでもカエドキプログラム」や「いつでもカエドキプログラム+」です。
名称や細かい内容は変わっているものの、分割払いで購入してスマホを返却するという点は同じです。
高性能なスマホを購入する際は特に大きな割引を受けられるので、ドコモで機種変更する際はぜひ活用してください。
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